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音を重ねるということ【楽曲アレンジ講座】

音を重ねるということ 編曲・DTMテク
音を重ねるということ【楽曲アレンジ講座】
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音を重ねるということ【楽曲アレンジ講座】

こんにちは。今回は「音の重ね方」について解説していきます。

サウンドを重厚なものにしたり、豪華な感じにしたりするとき音を重ねて分厚くするという手法が作曲においてよく使われています。

今回は、「効果的な音の重ね方」に焦点をあてて解説していきたいと思います。それでは。

関連記事:【編曲】ハーモニーと音の分配

音を重ねる理由

音を重ねる理由、それは凄くシンプル→「サウンドに厚みやインパクトを持たせること」が目的。

コーラスの作り方

  • ユニゾン⇒1オクターブ上、もしくは下の音を重ねる。
  • +3度⇒メロディーの音をもとに、3度上、もしくは下の音を重ねる。

この時、重ねる音はコードの構成音になるように変化させること。

※「コードの構成音からはみ出さない」ということは、サウンド全体と一体化させて目立たせないということ。あくまでもサウンドを分厚くするのが目的であるため、変に目立つ必要はない。むしろ調和のとれた使い方を目指すことが大切。

主旋律は逆に、コードの構成音からはみ出した音(非和声音)を使うこと。そうすることによって他のサウンドに埋もれることなく、主旋律=主役として目立たせることができるのだ。

【3和音】

  • メロディー・ユニゾン+3度⇒少し控えめな感じ
  • メロディー+3度+5度⇒サウンドの奥行きや上下巻に広がりが生まれ厚みが増す

※5度の音が他の音にぶつかるようなら、代わりに7度の音を使って修正する。

【4和音】

  • メロディー +3 +5 +7
  • メロディー +3 +7 +9
  • メロディー +3 +5 +8(ユニゾン)

などなど。。。色々試してみてくれw

《補足》

音がぶつかるとはどういうことかというと、「2度以内の周波数の近い音同士」を重ねると、サウンドが不明瞭で、にごった感じになってしまうということである。

→つまり結論、音を重ねるときは、基本的に「3度ずつ重ねる」ことが望ましい。

※ロックなどは不協和音から得られるインパクトをよしとするところもあり、わざと不協和音を使うことがあるので一概にはいえない。ジャズなどのテンションも然り。

だが、しかし、ここではコーラス=メロディーを引き立たせる役割ということで、やはりきちんとハーモニーを感じられるようにすることが大切であると言えるであろう。

 

関連記事:裏メロの役割【楽曲アレンジ講座】

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