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メロディ の 軸になる音【作曲講座】

※当ブログの画像を使う場合は画像出典を明確にしてください。

メロディの軸になる音 作詞・作曲
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前回:『音楽理論の必要性』

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▲プロのクリエイターや歌い手の大御所たちもこぞって使う名プラグイン!『JJP VOCALS』 ややこしい設定ともおさらば。ヴォーカル処理が一撃で決まります。サウンドに埋もれない「抜け感」と「厚み」を手軽に作りたい方におすすめ。2度のグラミー受賞歴を誇るエンジニア界のレジェンド「ジャック・ジョセフ・プイグ(Jack Joseph Puig)」氏のボーカル処理テクニックを体感できる。

【相性のいい音】

  •  ド : ソ と ミ
  •  ソ : レ と シ
  •  ファ: ラ と ド   ・・・・・

それぞれの音と相性のいい音は、その音をルートにした時のコードのトライアドになっている。つまりは3度と5度の音」。

これは、少々音響学的な話になるのだが、音とは周波数であり、ドの音の周波数の中には倍音、つまり「ソとミの周波数」も含まれているのである。

ゆえに、ドの音と無理なく調和することができるため、相性がいいと言えるのである・・・

 

と、まぁ、ざっくり説明するとこんな感じになるのだが、なにやら小難しい話は文字数がひたすら長くなってしまうため、詳しことは音響学の専門書を購入されることをおすすめする(笑)好きな人は好きかも。



話を戻すと、このキーの主音のトライド(つまりはトニック・コードの構成音)を中心にメロディを組み立てていけばいいわけだが、これらの音を強拍(つまりはリズムアクセントを置くところ)に配置してやると、安定感のあるメロディになる。

 

これを応用するならば...

  【作り方】

f:id:hku16yw:20200516191824p:plain

ピアノで考えるとわかりやすいかも(個人的に)。

『キーがCの場合』

・「ド」を中心に、その前後の音を使ってまた「ド」に戻ってくる。

例:ド・レ・ミ・ド・シ・ラ・ド・ソ・(ド)ミ・シ・ド

↑  ↑   ↓  ↓   ↓     ↑   ↓

・「ミ」を中心に、その前後の音を使ってまた「ミ」に戻ってくる。

例:ミ・シ・ラ・ファ・ミ・レ・ド・レ・ミ

↑  ↑  ↑    ↓   ↓   ↓

「ルートの音を中心にしてその前後の音を引く手法」

実はこの手法、セッションのアドリブなでよく使われるテクニックでもある。

「基準になる音がある」と迷いが減り、まとまりのある、スマートな演奏ができるのだ。

 

【安定だけじゃつまらない】

ここで間違えないで欲しいのは、相性のいい音を多用すればいいメロディになるわけではない。」ということ。

まぁ結局、最終的には感性の問題なのだが。あぁ( ^ω^)・・・

 

想像してみてほしい。

「白と黒はどんな色とも合うから、白と黒だけにしよ!」といって、家の家具や服、目に見えるものを白と黒だけにしたとする。

その光景を見て「おもしろい!」となるだろうか?

もちろんモノトーンをコンセプトにしていて、「モノクロが好き!」という人はいるだろう。

だけど言いたいのはそこではなくて、インテリアやファッションはモノトーンの中に赤や青などの差し色が入ることで、おしゃれ度がグッと上がるということ。

多くの色を使っているにもかかわらずバランスを保っていたりすると「上級者」などと呼ばれたりもする。(たぶん…)

音楽で言うと「非和声音」がこの差し色にあたる。

「ダイアトニック・スケール」はベースカラー。

中でも今回のお話「1度(ルート)・3度・5度・(8・10・11)」は無彩色、白と黒と灰色にあたるのではないだろうか。

  • ベースカラ―:ダイアトニックスケール
  • モノトーン:1・3・5度
  • 差し色:非和声音、テンション



 

『サビに配置する音』

・キーの完全4度上の音を中心につくると盛り上げやすいメロディになる。

(まぁ、コードや曲のコンセプトにもよるけどね~)

 

例:キー=C

C(ド)の4度上⇒F(ファ)⇒Fのトライアド(ファ・ラ・ド)を表泊に使いメロディを作る。

 

色々書いたが、簡潔に言えば、基本的に「その音がルートであるコードの協和音」=相性のいい音。ということになるだろう。

まぁ、調和するから協和音。なんだけどね・・・(笑)

 

【まとめ】

「迷ったら軸の音に戻る」これに尽きる。

・モノトーン(安定)だけじゃつまらない(好みによる)。

・配色バランス(音のバランス)が大切(もはやセンス)。

 

circle-of-fifths

画像参照:https://sleepfreaks-dtm.com/music-theory-beginner/circle-of-fifths/

 

  • ハ長調 (C) ・・「ド・ミ・ソ」
  • イ短調 (Am)・・「ラ・ド・ミ」
  • ト長調 (G) ・・「ソ・シ・レ」
  • ホ短調 (Em)・・「ミ・ソ・シ」
  • 二長調 (D) ・・「レ・ファ#・ラ」
  • ロ短調 (Bm)・・「シ・レ・ファ#」
  • イ長調 (A) ・・「ラ・ド#・ミ」
  • 嬰へ短調(F#m)・・「ファ#・ラ・ド#」
  • ホ長調 (E) ・・「ミ・ソ#・シ」
  • 嬰ハ短調(Cm)・・「ド#・ミ・ソ#」
  • ロ長調 (B)  ・・「シ・レ#・ファ#」
  • 変ト短調(G♭m)・・「ソ♭・シ♭・レ♭」
  • へ長調 (F) ・・「ファ・ラ・ド」
  • 二短調 (Dm)・・「レ・ファ・ラ」
  • 変ロ長調(B♭)・・「シ♭・レ・ファ」
  • ト短調 (Gm)・・「ソ・シ♭・レ」
  • 変ホ長調(E♭)・・「ミ♭・ソ・シ♭」
  • ハ短調 (Cm)・・「ド・ミ♭・ソ」
  • 変イ長調(A♭)・・「ラ♭・ド・ミ♭」
  • へ短調 (Fm)・・「ファ・ラ♭・ド」
  • 変ニ長調(D♭) ・・「レ♭・ファ・ラ♭」
  • 変ロ短調(B♭m)・・「シ♭・レ♭・ファ」
  • 嬰へ長調(F♯) ・・「ファ#・ラ#・ド#」
  • 嬰ニ短調(D♯m)・・「レ#・ファ#・ラ#」
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