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メロディづくりの基本とコツ【作曲講座】

メロディ作りのコツ 作詞・作曲
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メロディづくりの基本とコツ【テクニック集】

今回は、メロディ作りにおける基本的な手順とテクニックについて解説します。

メロディ作りで大切なこと

まずメロディ作りにおいて大切なことは、「傾聴維持率」を保つことです。つまり、最初から最後まで聴き続けられるメロディになっていることが何より大切です。

そのために有効なのが「違和感をなくすこと」です。「傾聴維持率」を保つために聞いてて不快、聴きづらい、なんか変というのを失くしていきます。

もちろん何か狙いがあって、ちゃんと意図的に違和感のあるポイントを作るのならありです。ですが、狙ってやっていないのなら違和感のある所はなるべく排除した方がよいでしょう。

その他にもメロディ作りにおいて大切なことはいくつかありますが、以下のポイントが特に重要です。

  1. 感情の表現: メロディは感情を表現する手段の一つです。作曲する際には、伝えたい感情やメッセージに合ったメロディを創造することが重要です。メロディが聴衆に感情を伝える力を持つことが、その魅力の一部です。
  2. 独創性: 独自性のあるメロディは、聴衆の心に強い印象を残します。他の作曲家やアーティストの影響を受けつつも、自分独自の音楽的アイデンティティやスタイルを追求することが大切です。
  3. メロディの流れ: メロディは聴衆を導く役割も担っています。そのため、メロディが自然に流れるような構造を考えることが重要です。短い音符や長い音符、音の高低の変化などを使って、聴衆の興味を引き、物語を語るようなメロディを作り出すことが求められます。
  4. 聴覚的な興味: 耳に心地よいメロディは、聴衆にとって魅力的です。旋律にリズムやハーモニーの要素をうまく取り入れることで、メロディ全体の興味深さや魅力を高めることができます。
  5. コンテキストへの適合: メロディは、曲のコンテキストや目的に合わせて適切に構築される必要があります。例えば、映画のサウンドトラックであれば、映像やストーリーと調和するようなメロディが求められます。

これらの要素を考慮しながら、メロディを作り出すことで、より魅力的で感動的な音楽を創造することができます。

メロディ作りの基本的な手順とコツ

続いて、メロディ作りにおける基本的な手順とコツについて見ていきましょう。

音階的要素

  1. 「基本的に順次進行を使う」→聞いてて疲れにくい。かつ音の流れが滑らかになって演奏しやすい=安定感のあるサウンドになりやすくなる。
  2. 「跳躍するときは「1st」「3rd」「5th」の音から始まって跳び、「1st」「3rd」「5th」のいずれかの音に着地するようにする」→基本的に「1st」「3rd」「5th」の音はハーモニーが崩れない=他の音とぶつかりにくいです。聴いていて違和感のないフレーズにするためには、この3つの音でフレーズに区切りをつけていくことが大切です。
  3. 「『4th』と『7th』の音(シとファの音)を抜いてメロディを作り、隠し調味料の感覚でたまに短く入れる」※その際必ず順次進行になるようにする(シ→ドかラ、ファ→ミかソ)→「4th」と「7th」の音は他の音と干渉しやすく、多用したり、長めに使ったりするとサウンドが不安定になりやすい。しかし、その不安定さが少し加わることでいい塩梅でメロディの聴き心地に刺激が加わるので、隠し味的に用いるのがよい。「4th」と「7th」の音はめちゃくちゃ不安定な要素のある音でもあるため、半音すぐ隣の音(4→3、7→1)に解決するのがベスト。
  4. 「『4th』と『7th』の音(シとファの音)は経過音としてのみ使う」→跳躍で使わない。たとえば、高いところから飛び降りたとき、飛び降りた先が崖の端っことか、危険なものであふれているガラクタ置き場だったら(つまり不安定な場所だったら)どうなるか考えてみてほしい。音も同じで、安全なところに音が着地することでサウンドに安定感が出ます。
  5. 「フレーズの終わりは「1st」「3rd」「5th」のいずれかの音で終わらせる」→以下同分。安定感が出る。
  6. 「同じリズムの反復を使うのであれば、音程を変えて変化をつける」→「退屈」=「傾聴維持率の低下」につながる。
  7. 「同じ音の反復されるメロディが続く場合は、途中跳躍させる」→「適度の変化」を作ることで「傾聴維持率」を上げていくことができる。
  8. 「スケール外の音を使う場合は、「フレーズの頭の音」に一瞬だけ入れてすぐに隣の音に移る」

リズム的要素

「ところどころメロディの出だしをフライング気味にしてメロディを加速させる」
→メロディがきっちりハマっていない=他の音からはみ出していることで一気にメロディぽくなる。「他のサウンドに埋もれないこと」もメロディ作りにおいて重要な考え方になってくる。

「『ブレス』を意識してフレーズを切っていく※フレーズにブレス記号を入れるとわかりやすい」
→「自然に聴こえるメロディ」=「自然に歌えるメロディ」になる。なので、「息継ぎできること」がフレーズづくりにおいても重要になってくる。もちろん、あえてフレーズを詰め込んで畳みかけるようなメロディにする場合もある。

「『加速』→『ゆっくり』のスピード感を繰り返すことによってリズムにメリハリが出せる」
→リズムの適度で心地良い変化も「傾聴維持率」を保つ上で大切になってくる。

「出だしに「助奏」を入れることによって歌い出しが滑らかに、聴き取りやすいメロディになる」
→跳び箱で言う踏み込みを取り入れることで、「メロディのぶつ切り感」を減らすことができる。

「同じリズムのフレーズが続く場合は、途中駆け上がりのフレーズを入れる」
→リズム+音程の変化+加速感がつくことでフレーズに勢いが出てくる。

不自然にならないメロディ作りのコツ

続いて、「あれ、このメロディなんか変だな・・??」を失くすポイントも見ていきましょう。

自然で聴きやすいメロディを作るためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。以下に詳しく説明します。

  1. 音楽理論の基礎を理解する: 音楽理論を理解することは、メロディ作りの基本です。音階、コード進行、調性、リズムなどの基本的な概念を理解し、それらを活用してメロディを構築します。特に、キーの選択やコード進行の流れを考慮することが重要です。
  2. 自然な音程の移動: メロディの音程は自然に移動することが好まれます。音程の急激な変化や不自然なジャンプは、聴衆に不快感を与える可能性があります。より自然な移動をするためには、階段状の音程やステップワイズな移動を意識しましょう。
  3. リズムのバランス: メロディのリズムは、聴き手がメロディを追いやすくする重要な要素です。リズムパターンが予測可能であり、適度なバランスを保っていることが大切です。また、リズムの変化やアクセントの配置を工夫することで、メロディにダイナミズムを与えることができます。
  4. 耳に残るフレーズ: 聴衆がメロディを覚えやすいようにするために、耳に残るフレーズや動機を活用しましょう。リフレインや反復されるフレーズ、そして繰り返しや変化を組み合わせることで、メロディが聴衆に印象付けられやすくなります。
  5. 感情の表現: メロディは感情を表現する手段の一つです。自然で聴きやすいメロディを作るためには、メロディが伝える感情やメッセージに合った音楽的表現を追求することが重要です。感情に共鳴するメロディは、聴衆に深い印象を与えることができます。

これらのポイントを考慮しながら、自然で聴きやすいメロディを作り出すことができます。また、実際に作曲を行いながら経験を積んでいくことも、自然なメロディを作り出す上で重要です。

自然で聴きやすいメロディを作るための具体的なテクニック

  1. 音階やスケールの活用: メロディを作る際には、特定の音階やスケールを活用することが効果的です。ポピュラーなものとしては、メジャースケールやミナースケールがあります。これらのスケールは、自然な音楽的進行を促進し、聴き手になじみやすいメロディを生み出します。
  2. コードトーンの強調: メロディの各音符には、基本的にはその時点で鳴っているコードの音を含めると自然な響きとなります。そのため、メロディの各音を響かせているコードの音(コードトーン)を意識的に強調することが重要です。これにより、メロディとハーモニーの調和が生まれ、不自然な感じを避けることができます。
  3. パターンの繰り返しと変化: メロディの中には、繰り返しや変化が必要です。繰り返しによってリスナーに親しみやすさをもたらし、変化によって退屈さを避けることができます。リフレインやフレーズの反復、メロディの推移や発展など、パターンの繰り返しと変化を工夫することで、メロディに動きや興味深さを与えることができます。
  4. 音のバランスと空白の活用: メロディの各音の長さや間隔に注意することも重要です。音が密集しすぎたり、逆に間が長すぎると、聴き手に不自然な感じを与える可能性があります。音のバランスを取り、適度な空白を挿入することで、メロディが自然に響くようにします。
  5. 感情の表現とストーリーテリング: メロディは感情を表現する手段の一つでもあります。自然なメロディを作るためには、メロディが伝える感情やストーリーに合わせて音楽的表現を行うことが重要です。そのためには、自分の感情やストーリーに共鳴するメロディを作り出すよう心がけましょう。

これらのテクニックを活用して、自然で聴きやすいメロディを作り出すことができます。また、実際に作曲を行いながら経験を積んでいくことも、自然なメロディを作り出す上で重要です。

番外編・おまけ〈個人的におすすめなスケール〉

  • マイナーブルーススケール(ジャジーな感じオシャレっぽい)
  • ドリアンスケール(ファンタジーっぽい)

 

関連記事:メロディの役割【作曲法】

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