ジャズ・ファンクの特徴と歴史【音楽ジャンル辞典141】

ジャズ・ファンクの特徴と歴史【音楽ジャンル辞典141】 楽曲・ジャンル辞典
ジャズ・ファンクの特徴と歴史【音楽ジャンル辞典141】
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ジャズ・ファンクの特徴と歴史【音楽ジャンル辞典141】

今回は、ジャズファンクについての音楽的特徴や歴史をわかりやすく解説します。

ジャズファンクは、1960年代から1970年代にかけて発展したジャズのサブジャンルです。

ジャズにファンク、ソウルR&Bの要素を融合させ、強いバックビートと歯切れの良いリズムが特徴的です。

エネルギッシュでグルーヴ感溢れる音楽性を持ち、オルガンやエレキギター、ホーンセクションを中心とした編成が多く見られます。

1970年代から1980年代初期にアメリカを中心に流行し、電子音楽やロックの要素も取り入れながら進化しました。

ジャズの即興性を保ちつつ、ダンサブルなリズムと聴きやすいメロディを兼ね備えた、鑑賞と踊りの両方を楽しめる音楽ジャンルといえます。

関連記事:クロスオーバー・ジャズの特徴と歴史【音楽ジャンル辞典140】

ジャズ・ファンクの音楽的特徴

ジャズファンクの主な音楽の特徴は以下の通りです。

リズムとグルーヴの強調
  • 強いバックビートと16ビートのリズムパターンを使う
  • ドラムベースによる強固なリズムセクションが特徴
ファンクとジャズの融合
  • ジャズの即興性とファンクのダンサブルな要素を組み合わせている
  • ファンク、ソウル、R&Bの要素をジャズに取り入れている
楽器編成
  • エレクトリックギターやオルガンが中心的な役割
  • ホーンセクション(トランペット、サックス、トロンボーンなど)が楽曲に厚みを加える
電子音楽の要素
  • シンセサイザーなどの電子機器を積極的に活用する
  • エレクトリック・ジャズの影響を受けている
演奏スタイル
  • 即興演奏(ジャム)を含む
  • リフの繰り返しやコール・アンド・レスポンスなどのテクニックを使う
サウンド
  • 歯切れの良いギターサウンドや電子系サウンドが特徴
  • クロスオーバーやフュージョンの要素も含む

これらの特徴により、ジャズファンクは聴きやすさとダンサビリティを優先した、独特のグルーヴ感のある音楽ジャンルとなっています。

ジャズ・ファンクで使われている楽器

ジャズファンクでよく使われている楽器や音色は以下の通りです。

  • オルガン: ジャズファンクの初期から中心的な楽器として使用されています。
  • エレキギター: オルガンと並ぶ重要な楽器で、クリーンなサウンドが特徴です。
  • ホーンセクション:トランペットやサックスなどの管楽器が、ファンキーナリフやバッキングに使用されます。
  • ベース: コントラバスやエレキベースが使われ、グルーヴを支える重要な役割を果たします。
  • ドラムス:タイトで歯切れの良い音色が特徴で、シェイクビートを使ったディープなグルーヴを繰り広げます。

音色の特徴としては、タイトで歯切れの良いサウンドが重視され、電子音楽やロックの要素も取り入れられています。

また、ウラ拍にアクセントを言う「裏ノリ」や、レイドバック気味の演奏も特徴的です。

楽曲アレンジに取り入れるコツ

ジャズファンクの要素を楽曲に取り入れる際のポイントは以下の通りです。

リズムとグルーヴの強調

  • 強いベースラインとシンコペーションを使用し、ダンサブルなサウンドを期待。
    「裏ノリ」を意識し、ウラ拍にアクセントを言う。
  • シェイクビートを用いてディープなグルーヴを生み出し。

楽器編成と音色の選択

  • ベースギター、ドラムス、エレクトリックギター、ホーンセクション、キーボードを中心とした編成を考える。
  • タイトで歯切れの良い音色を選ぶ。具体的には、高いピッチ、粒立ちの良いアタック、短めの残り韻を持つ音色を使う。

演奏スタイル

  • レイドバック気味の演奏を心がける。
  • リフの繰り返しやコール・アンド・レスポンスのテクニックを取り入れる。

即興演奏の導入

  • ジャズの要素として、曲中に即興演奏(ジャム)を含める。

ジャンルの融合

  • ジャズにファンク、ソウル、R&Bなどの要素を融合させる。

これらのポイントを意識することで、ジャズファンクの特徴的な要素を楽曲に効果的に取り入れることができます。

ジャズ・ファンクの歴史

ジャズファンクは、1960年代から1970年代にかけて発展したジャズのスタイルで、ファンク、ソウル、R&Bなどの要素を融合し、リズムやグルーヴを重視した音楽ジャンルです。その歴史を以下に詳しく説明します。

1960年代: ソウルジャズからの進化
ジャズファンクの起源は、ブルーノート・レコードからリリースされたジミー・スミスやベイビー・フェイス・ウィレットラによるソウルジャズやオルガンジャズにあります。
この時期、ジャズミュージシャンたちの電気楽器(エレクトリックギターやエレクトリックベース)やロックの演奏スタイルを始めました。

ファンクとの融合
ファンクは1960年代半ばにジェームス・ブラウンによって確立され、その強いリズム感やポリリズムがジャズファンクにも影響を与えました。
ジャズファンクでは、これらの要素にジャズ特有の即興性が認められ、新しい音楽スタイルが形成されました。

発展と特徴
1970年代: 黄金期
ジャズファンクは1970年代に最盛期を迎え、アメリカを中心に流行しました。
マイルス・デイヴィの『オン・ザ・コーナー』(1972年)やジミー・スミスの『ルート・ダウン』(1972年)は、このジャンルを象徴するアルバムとして知られています。

音楽の特徴
強いバックビートとシンコペーションを伴うグルーヴ感。
オルガンやエレキギター、ホーンセクションを中心とした編成。
電子音楽やロックの要素も取り入れた革新的なサウンド。
ジャンルの多様化
ジャズファンクはクロスオーバーやフュージョンへと発展し、1980年代以降にはアシッドジャズやレアグルーヴとしても再評価されました。

代表的なアーティストと名盤
ジミー・スミス
アルバム『Root Down』はジャズファンク初期の名盤として知られる。
マイルス・デイヴィス
『On the Corner』でジャズとファンクの融合をさらに推進。
ロイ・エアーズ
ヴィブラフォン奏者であり、『Red, Black & Green』などでジャズファンクの新たな可能性を示しました。
ハービー・ハンコック
『ヘッド・ハンターズ』(1973年)は、エレクトリック・サウンドを取り入れた代表作であり、商業的にも成功しました。

現代への影響
ジャズファンクはヒップホップやアシッドジャズなど、多くのジャンルに影響を与えました。
サンプリング素材としても使用され、現代音楽においてもその遺産は生き続けています。

ジャズファンクは、ジャズの即興性とファンクのリズム感を融合させた革新的なジャンルであり、その独特なグルーヴと多様な音楽性によって現在でも高い評価を受けています。

ジャズ・ファンクで有名なアーティスト

ジャズファンクで有名なアーティストと曲には以下のものがあります。

1.マイルス・デイヴィス(マイルス・デイヴィス)
代表作:『オン・ザ・コーナー』(1972年)
マイルスがファンクの要素を大胆に取り入れたアルバムで、ポリリズムやエスニックな要素が特徴。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>収録曲「On The Corner」は、ファンキーなベースラインとリズムが中心となり、後のクラブミュージックにも影響を与えました。
2.ジミー・スミス(ジミースミス)
代表作:『ルート・ダウン』(1972年)
ソウルジャズから発展したジャズファンクの名盤。オルガンを中心としたグルーヴィーな演奏が特徴で、若々しいファンク色が強い作品です。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>3.ハービー・ハンコック(ハービー・ハンコック)
代表作:「カメレオン」(アルバム『ヘッド・ハンターズ』収録、1973年)
ジャズファンクを代表する楽曲で、シンセサイザーとエレクトリックベースによる独特のグルーヴが特徴。
4.ロイ・エアーズ (ロイ・エアーズ)
代表作:『レッド・ブラック・アンド・グリーン』(1973年)
ヴィブラフォン奏者として知られるロイ・エアーの作品で、ジャズファンクとソウルの融合が際立っています。
5.ドナルド・バード(ドナルド・バード)
代表作:「You & Music」(アルバム『Places and Spaces』収録、1975年)
トランペッターとしてソウルやR&Bの要素を取り入れたキャッチーな楽曲が特徴。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>その他の注目アーティストと曲
グローヴァー・ワシントン・ジュニア (Grover Washington Jr.) : 「ミスター・マジック」
ジョン・キャロル・カービー(ジョン・キャロル・カービー):『セプテット』(2021年)
ジャミロクアイ (Jamiroquai) : 「Virtual Insanity」

これらのアーティストと楽曲は、ジャズファンクの発展に大きく貢献し、そのグルーヴ感や革新的なサウンドが現在でも多くのリスナーに愛されています。

ジャズ・ファンクからの派生ジャンル

ジャズファンクから派生した主なジャンルは以下の通りです。

1.エレクトリック・ジャズ
ジャズファンクに電子楽器やシンセサイザーを取り入れたスタイル。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>マイルス・デイヴィの『On the Corner』がその先駆けとなり、電子音楽とジャズの融合を推進しました。
2.ジャズ・ロック
ジャズの即興性とロックのエネルギーを融合させたジャンル。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ジャズファンクのリズム感をベースに、ギターやエレクトリックベースが先頭のスタイルが特徴です。
3.フュージョン
ジャズファンクを基盤に、ポップ、ロック、R&Bなど幅広いジャンルを取り入れたクロスオーバースタイル。
ハービー・ハンコックやウェザー・リポートが代表的なアーティストとして知られています。
4.アフロビート
ファンクとアフリカの伝統的なリズムを融合したジャンル。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ナイジェリアのフェラ・クティがこのスタイルを確立し、ジャズファンクの影響が強く見られます。
5.ヒップホップ
ジャズファンクのグルーヴ感やリズムは、1970年代後半から1980年代初頭のヒップホップ誕生に大きな影響を与えました。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>特にジェームス・ブラウンやジャズファンクの楽曲はサンプリング素材として頻繁に使用されました。

これらの派生ジャンルは、ジャズファンクの特徴である強いグルーヴ感やダンサブルな要素を基盤としながら、それぞれ独自の音楽性を発展させています。

 

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