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デスメタルの特徴と歴史【音楽ジャンル辞典97】

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デスメタルの特徴と歴史【音楽ジャンル辞典97】 楽曲・ジャンル辞典
デスメタルの特徴と歴史【音楽ジャンル辞典97】
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デスメタルの特徴と歴史【音楽ジャンル辞典97】

今回は、デスメタルについての音楽的特徴や歴史をわかりやすく解説します。

デスメタルは、1980年代に誕生したヘヴィメタルの一形態で、特に攻撃的で重厚なサウンドが特徴です。

このジャンルは、デスボイスと呼ばれる低音の唸り声を用い、ブラストビートと呼ばれる高速ドラムパターンを多用します。

歌詞は主に死や暴力、地獄などのテーマを扱い、メロディーよりもリフやリズムに重点を置いた構成が一般的です。

デスメタルはスラッシュメタルから派生し、その後多くのサブジャンルを生み出しましたが、常にエクストリームな音楽性を追求しています。

 

デスメタルの音楽的特徴

デスメタルは、1980年代に誕生したヘヴィメタルの一形態で、特有の音楽的特徴を持っています。

以下にその主な特徴を詳述します。

デスボイス
デスメタルの最も顕著な特徴は、デスボイスと呼ばれる、メロディのない低音の唸り声です。
このスタイルは、従来の歌唱法から大きく外れたもので、聴く人に強い印象を与えます。
ブラストビートとリズム
デスメタルでは、ブラストビートと呼ばれる高速で激しいドラムパターンが多用されます。これにより、曲調が急激に変化し、緊張感を生み出します。
また、複雑なリズム展開や手数の多いドラム演奏が特徴で、ドラマーの技術が重要視されます。
ギターリフとダウンチューニング
ギターは通常、ダウンチューニングされており、半音階を多用した和音やコード進行が見られます。
特に、高速の単音リフや不気味なコードワークが特徴で、ツインギター編成が一般的です。
歌詞のテーマ
デスメタルの歌詞は、主に死、暴力、オカルトなどをテーマにしており、ラブソングや応援ソングは存在しません。
これらのテーマは、ジャンル全体の暗い雰囲気を強調しています。

デスメタルは、その誕生以来、多様なスタイルに発展しており、新しい要素や技術を取り入れながら進化し続けています。

楽曲アレンジに取り入れるコツ

デスメタルの要素を楽曲アレンジに取り入れる際のポイントを以下にまとめます。

1. ドラムの配置

デスメタルでは、スネアの配置が重要です。特に、拍の中で変則的な位置にスネアを置くことで、独特なリズム感を生み出します。

例えば、スネアを拍の3や7に配置することで、モッシュパートを効果的に演出できます。

2. ブラストビートの活用

ブラストビートはデスメタル特有の高速ドラムパターンです。

このテクニックを取り入れることで、楽曲に緊張感とエネルギーを加えることができます。

ただし、使用するBPMには注意が必要で、150〜170 BPM帯はコミカルになりがちなので工夫が求められます。

3. ギターリフの特徴

ギターはダウンチューニングされることが多く、重厚なサウンドを生み出します。

パワーコードだけでなく、複雑な単音リフや不気味なメロディラインを取り入れることで、デスメタルらしい雰囲気を強調できます。

4. ベースラインの役割

ベースはギターと連携して動くことが重要です。

ギターと同じ動きをすることで一体感を出しつつ、アクセントや休符を適切に配置することで楽曲全体のダイナミクスを向上させます。

5. 歌詞とテーマ

デスメタルは通常、死や暴力といったテーマが多いですが、これらの要素を歌詞に反映させることで、楽曲全体の雰囲気を一貫させることができます。

暗いテーマやストーリー性を持たせることが効果的です。

これらのポイントを意識することで、デスメタルの要素を効果的に楽曲アレンジに取り入れることができるでしょう。

デスメタルで使われている楽器

デスメタルでよく使われる楽器について説明します。

1. ボーカル
デスメタルのボーカルは、主にデスボイスと呼ばれる独特のスタイルで歌われます。
このスタイルは、メロディを排除し、低音でうなり声を出すことが特徴です。
2. ギター
ギターはデスメタルの中心的な楽器であり、以下のような特徴があります。
・ダウンチューニング:低音域を強調するために、弦が通常よりも低い音に調整されます。
・ハムバッカー・ピックアップ:高出力でローノイズのEMGやDiMarzioなどのピックアップが好まれます。
・高速リフ:複雑なリフや不気味なコード進行が多用されます。
3. ベース
ベースはギターと同様にダウンチューニングされることが多く、ドラムと連携してリズムを支える役割を果たします。
ベースラインはしばしばギターと重なり合い、全体のサウンドに厚みを加えます。
4. ドラム
ドラムはデスメタルにおいて非常に重要な役割を持ち、以下の特徴があります。
・ブラストビート:高速で激しいドラムパターンが多用され、曲全体に緊張感を与えます。
・複雑なリズム展開:一般的な曲構成に従わず、急激なテンポ変化や手数の多い演奏が見られます。

これらの楽器は、デスメタル特有の重厚で攻撃的なサウンドを生み出すために密接に連携しています。

 

デスメタルの歴史

デスメタルの歴史は、1980年代後半にアメリカで誕生し、主にスラッシュメタルから派生した音楽ジャンルです。

以下にその主要な歴史的な流れをまとめます。

1980年代の誕生
・初期の影響: デスメタルは、スラッシュメタルやハードコア・パンクの影響を受けて発展しました。
特にカリフォルニアのバンドポゼストが1985年にリリースしたアルバム『Seven Churches』は、デスメタルの成立に大きな影響を与え、「Death Metal」という曲名も含まれています。
・バンドの登場: フロリダ州タンパを中心に、デス(Death)、オビチュアリー(Obituary)、モービッド・エンジェル(Morbid Angel)などのバンドが登場し、デスメタルシーンを形成しました。
これらのバンドは、テクニカルで複雑な音楽スタイルを確立し、デスボイスを用いることで独自のサウンドを作り出しました。
1990年代のブーム
・人気の高まり: 1990年代初頭には、デスメタルがアンダーグラウンドで人気を博し、特にフロリダのモリサウンドスタジオで録音されたアルバムが多くリリースされました。
この時期、デスメタルは一種のブームとなり、多くの新しいバンドが登場しました。
・サブジャンルの発展: デスメタルはその後、メロディックデスメタルやテクニカルデスメタルなど、多様なサブジャンルに分化していきました。
特にイギリスやスウェーデンからも新しいスタイルが登場し、国際的なシーンが形成されました。
現代への進化
・異種交配と多様化: 2000年代以降、デスメタルは他の音楽ジャンルとの融合が進み、メタルコアやデスコアといった新しいスタイルが生まれました。
また、デスメタルは映画やゲームなどでも取り入れられるようになり、その認知度と人気はさらに高まりました。

このように、デスメタルは誕生以来、多くの変遷を経て現在に至っています。

各時代ごとに重要なバンドやアルバムが存在し、それらがジャンル全体の発展に寄与してきました。

デスメタルで有名なアーティスト

デスメタルで有名なアーティストについて、以下に代表的なバンドを挙げます。

1. Death(デス)
アメリカ出身のバンドで、デスメタルの先駆者として知られています。
特にリーダーのチャック・シュルディナーは、メロディックな要素を取り入れたスタイルで多くの影響を与えました。
2. Cannibal Corpse(カニバル・コープス)
アメリカのバンドで、過激な歌詞と激しいサウンドが特徴です。
彼らはデスメタルの象徴的存在であり、数多くのアルバムをリリースしています。
3. Morbid Angel(モービッド・エンジェル)
1983年に結成されたアメリカのバンドで、デスメタルの古典的な作品を多数残しています。特に『Altars of Madness』は名盤として評価されています。
4. Behemoth(ベヒーモス)
ポーランド出身のバンドで、ブラックメタルとデスメタルを融合させたスタイルが特徴です。
特にボーカルのネルガルは、独特なパフォーマンスでも知られています。
5. Carcass(カーカス)
イギリスのバンドで、グラインドコアからデスメタルへと進化したスタイルが特徴です。
医学的なテーマを扱った歌詞や独特なジャケットアートで知られています。
6. Possessed(ポゼスト)
サンフランシスコ出身のバンドで、デスメタルというジャンル名を初めて使用したことで知られています。
彼らの音楽はテクニカルかつ重厚です。
7. Obituary(オビチュアリー)
フロリダ出身のバンドで、シンプルながらも強力なリフと重いサウンドが特徴です。
彼らのスタイルは多くの後続バンドに影響を与えています。

これらのアーティストは、デスメタルシーンにおいて重要な役割を果たし、それぞれが独自のスタイルや影響力を持っています。

デスメタルの名曲

デスメタルの名曲として特に有名なものを以下に挙げます。

  • “Hammer Smashed Face” – Cannibal Corpse
    この曲はデスメタルの象徴的な存在で、キャッチーなリフと過激な歌詞が特徴です。
  • “Lack of Comprehension” – Death
    デスメタルの先駆者であるDeathの代表曲で、複雑な構成とメロディックな要素が融合しています。
  • “Deliverance” – Opeth
    プログレッシブ・デスメタルの名曲で、叙情的なメロディと激しいパートが絶妙に組み合わさっています。
  • “Ten Thousand Ways to Die” – Obituary
    この曲はオビチュアリーのスタイルを代表するもので、重厚なリフと強烈なボーカルが印象的です。
  • “Blinded by Fear” – At the Gates
    メロディックデスメタルの重要な曲で、エネルギッシュなリフとキャッチーなメロディが特徴です。

これらの楽曲は、デスメタルの多様性とその魅力を示す重要な作品です。

デスメタルからの派生ジャンル

デスメタルから派生したジャンルには、いくつかの重要なスタイルがあります。

以下に代表的なものを挙げます。

1. メロディックデスメタル
1990年代に北欧で発展したジャンルで、デスメタルの攻撃性を保ちながら、流麗なギターメロディを取り入れています。
バンドとしては、At the GatesやIn Flamesが有名です。感情的なメロディとブラストビートを組み合わせたスタイルが特徴です。
2. テクニカルデスメタル
複雑なリズムや曲構成に重点を置いたスタイルで、デスメタルの中でも特に高度な演奏技術が求められます。
バンドには、DeathやCynicが含まれ、プログレッシブ・メタルの要素も取り入れられています3。
3. ブルータルデスメタル
より過激で重厚なサウンドを追求するスタイルで、極端なリフや非常に低いボーカルが特徴です。
Cannibal CorpseやSuffocationなどがこのスタイルの代表的なバンドです。
4. ブラックメタル
デスメタルと同様にブラストビートを多用しますが、高音の絶叫ボーカルや荘厳なキーボードを使用し、テーマは反キリストやサタニズムに焦点を当てています。
代表的なバンドにはMayhemやBurzumがあります。
5. ブラッケンド・デスメタル
デスメタルとブラックメタルの要素を融合させたジャンルで、両方の特徴を持つバンドが存在します。
日本ではあまり認知されていないものの、海外では一定のファン層があります。

これらの派生ジャンルは、それぞれ独自の音楽性とテーマを持ち、デスメタルシーン全体の多様性を豊かにしています。

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