2ステップの特徴と歴史【音楽ジャンル辞典㊼】

2ステップの特徴と歴史 楽曲・ジャンル辞典
2ステップの特徴と歴史【音楽ジャンル辞典㊼】
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

▲プロのクリエイターや歌い手の大御所たちもこぞって使う名プラグイン!『JJP VOCALS』 ややこしい設定ともおさらば。ヴォーカル処理が一撃で決まります。サウンドに埋もれない「抜け感」と「厚み」を手軽に作りたい方におすすめ。2度のグラミー受賞歴を誇るエンジニア界のレジェンド「ジャック・ジョセフ・プイグ(Jack Joseph Puig)」氏のボーカル処理テクニックを体感できる。

2ステップの特徴と歴史【音楽ジャンル辞典㊼】

今回は、2ステップについて音楽的特徴や歴史をわかりやすく解説していきます。

2ステップは、イギリスのダンスミュージックのジャンルであり、4/4拍子の中でスネアドラムが強調される特徴的なリズムパターンを持ちます。このジャンルは1990年代初頭に生まれ、ガラージ音楽の進化の中で発展しました。2拍子のリズムが特徴的で、ダンサブルなサウンドやソウルフルなヴォーカルが人気です。

2ステップガラージ(ツーステップ ガラージ、2-step garage)、または単に2ステップ(ツーステップ、2-step)は、UKガラージ (UK garage)
のサブジャンル。2ステップ(4つ打ちにのっとらない、さまざまなぎくしゃくした変則的なリズムの大まかな範ちゅう」を表現している)のサウンドの最も重要な特色の1つは、そのリズムがほか多くのエレクトロニック・ミュージックのスタイルに見られる4つ打ちのような規則正しいキックドラムの演奏パターンをもたないことである。 Wikipedia「2ステップ」より引用

関連記事:EDM(エレクトロダンスミュージック)の音楽的特徴と歴史【音楽ジャンル辞典㉓】

2ステップの音楽的特徴

2ステップは、特定のリズムパターンとサウンドスタイルを持つダンスミュージックのジャンルです。その音楽的特徴は以下の通りです。

リズム

2ステップのリズムは、4/4拍子の中でスネアドラムが強調されることが特徴です。通常、キックドラムは1拍目と3拍目に置かれ、スネアドラムは2拍目と4拍目に置かれます。このリズムパターンは、踊りやすさを高めるためにデザインされています。

シンプルなベースライン

2ステップの曲には、シンプルで強力なベースラインがよく使用されます。これは、曲のリズムと踊りの魅力を強調するために重要です。

ガラージ要素

2ステップの音楽には、ガラージ音楽の要素が含まれることがあります。これには、ソウルフルなボーカル、ジャズの影響、そしてピアノやキーボードの旋律が含まれます。

サンプリングとシンセサイザー

2ステップの曲には、サンプリングされた音声やサウンドエフェクトが頻繁に使用されます。また、シンセサイザーを使ったメロディやフレーズも一般的です。

エレクトロニックな要素

2ステップはエレクトロニックミュージックの一部であり、エレクトロニックなサウンドやエフェクトが多用されます。これにより、モダンでダンサブルな音楽が生み出されます。 これらの要素が組み合わさり、2ステップの独特のサウンドが形成されます。ダンスフロアでの人気が高く、UKを中心に世界中で愛されています。

2ステップで使われている楽器

2ステップの曲でよく使われる音色には、以下のようなものがあります。

シンセサイザーのパッド音:柔らかく響くパッド音は、2ステップの曲でよく使われます。これらの音色はしばしば和音や背景音として使用され、曲に深みと温かみを与えます。
ベースシンセ:2ステップの曲では、力強くリズミカルなベースラインが重要な要素です。ベースシンセは、そのようなベースラインを作るために頻繁に使用されます。シンプルながらも力強いサウンドが特徴です。
ドラムマシンのサンプル:2ステップのリズムには、特定のドラムマシンのサンプルがよく使用されます。特に、キックドラムやスネアドラムのサウンドは、曲のリズムを強調するために重要です。
ピアノやキーボードのメロディ音:ガラージ音楽の影響を受けた2ステップの曲では、ピアノやキーボードのメロディ音がよく使われます。これらの音色は、曲に感情やメロディックな要素を追加します。
ヴォーカルサンプル:一部の2ステップの曲では、ソウルフルなヴォーカルサンプルが使用されることがあります。これらのヴォーカルは、曲に感情や人間味を加え、聴衆に親しみやすい雰囲気を作り出します。

これらの音色は、2ステップの曲の特徴的なサウンドを形作るためによく使用されます。それぞれの音色が、曲のリズムやメロディに深みと個性を与えます。

2ステップの歴史

2ステップは、1990年代初頭にイギリスの音楽シーンで発展したダンスミュージックのジャンルです。その歴史は以下のようになります。

  1. 1980年代後半 – ガラージ音楽の台頭:イギリスの都市部で、ガラージ音楽が人気を博し始めました。この時期のガラージ音楽は、アメリカのディスコやソウルミュージックの影響を受けており、踊りやすいリズムとソウルフルなヴォーカルが特徴でした。
  2. 1990年代初頭 – イギリスのクラブ文化の発展:1990年代に入ると、イギリスのクラブ文化が急速に発展しました。ロンドンやマンチェスターなどの都市では、多くのクラブやレイブが開催され、新しい音楽ジャンルが生まれる土壌が整いました。
  3. 1990年代初頭 – ガラージの進化:ガラージ音楽は、ダンスミュージックの新たな方向性を探求し始めました。この時期に、ガラージのリズムによる新しいスタイルが生まれました。特に、強調された2拍子のリズムが特徴的でした。
  4. 1990年代中頃 – 2ステップの誕生:ガラージ音楽の進化の中で、2ステップという新しいサブジャンルが誕生しました。このスタイルは、4/4拍子の中で2拍子のリズムが強調されることが特徴であり、ダンサブルなサウンドが特徴でした。
  5. 1990年代後半 – 世界的な影響力の拡大:1990年代後半には、2ステップのサウンドが世界中に広がりました。特に、イギリスのアーティストやプロデューサーが国際的な成功を収め、2ステップの音楽はダンスミュージックシーンで重要な位置を占めるようになりました。

これらの時期におけるクラブ文化の発展や音楽の進化が、2ステップのジャンルの形成に貢献しました。その後も、様々なアーティストやプロデューサーによって2ステップのサウンドは発展し続け、現在もダンスミュージックシーンで重要な位置を占めています。

2ステップで有名なアーティスト

2ステップのジャンルで活躍した有名なアーティストには、以下のような人物がいます。

クレイグ・デイヴィッド (Craig David):イギリスのシンガーソングライターであり、2000年代初頭に2ステップの曲で国際的な成功を収めました。彼のデビューアルバム「Born to Do It」は、特に人気が高く、ヒット曲「Fill Me In」や「7 Days」が収録されています。
ガラージ・プロフェッツ (The Artful Dodger):イギリスの音楽デュオで、Pete DevereuxとMark Hillからなります。彼らは、1999年にリリースされたアルバム「It’s All About the Stragglers」で成功を収め、特にシングル「Re-Rewind (The Crowd Say Bo Selecta)」が注目を集めました。
DJ EZ:イギリスのDJで、2ステップやガラージミュージックのシーンで非常に有名です。彼は、彼独自のスタイルでライブミックスやラジオ番組を行い、2ステップの普及に貢献しました。
DJ スプークス (DJ Spoony):ガラージのグループ「ザ・ドレスデン・ソウル・コレクティヴ (The Dreem Teem)」のメンバーとして知られるDJであり、2ステップのシーンで重要な役割を果たしました。
ゼンダ (Zed Bias):イギリスのプロデューサーで、ブレイクビーツや2ステップのシーンで活動しています。彼の作品は、2ステップやUKガラージのサウンドに影響を与えました。

これらのアーティストは、2ステップやガラージミュージックのシーンで活躍し、ジャンルの普及と発展に貢献しました。

2ステップの名曲

2ステップのジャンルには数多くの名曲がありますが、その中でも特に有名な曲のいくつかを挙げるとすれば、以下のようなものがあります。

Craig David – “Fill Me In” クレイグ・デイヴィッドのデビューアルバム「Born to Do
It」からのシングルであり、2ステップの代表曲の一つです。

 

Artful Dodger feat. Craig David – “Re-Rewind (The Crowd Say Bo Selecta)” ガラージ・プロフェッツ (The Artful Dodger)とクレイグ・デイヴィッドによるコラボレーション曲で、クラブシーンで大きな成功を収めました。

 

DJ Luck & MC Neat – “A Little Bit of Luck” イギリスのDJデュオであるDJ Luck & MC Neatの代表曲であり、2ステップの人気曲の一つです。

Sweet Female Attitude – “Flowers” 1998年にリリースされたこの曲は、2ステップやUKガラージのシーンで大ヒットしました。 これらの曲は、2ステップの黄金期にリリースされ、ジャンルの普及と人気を高めました。

2ステップからの派生ジャンル

2ステップの音楽は、その独特のリズムとサウンドに影響を受けたさまざまな派生ジャンルがあります。その中には以下のようなものがあります。

グライム (Grime):2ステップやUKガラージの影響を受けた、イギリスのラップやヒップホップのサブジャンルです。硬質なビートとアグレッシブなラップが特徴で、Dizzee RascalやWileyなどのアーティストが代表的です。
ダブステップ (Dubstep):2ステップやダブの要素を取り入れた、低音の重視と独特のリズムが特徴的なジャンルです。2000年代にイギリスで台頭し、世界的に人気を博しました。
バシメント (Bassline):2ステップやUKガラージの要素を取り入れた、イギリスのダンスミュージックのサブジャンルです。速いテンポと強力なベースラインが特徴で、バシメント・ハウス (Bassline House) とも呼ばれます。
UKファンク (UK Funky):2ステップやアフロビートの影響を受けた、ダンスフロア向けの音楽ジャンルです。2000年代後半にイギリスで台頭し、アフリカンパーカッションやリズムが特徴です。

これらのジャンルは、2ステップのリズムやサウンドをベースにしており、それぞれが独自の特徴や魅力を持っています。 関連記事:ミニマル・ミュージックの特徴と歴史【音楽ジャンル辞典㊻】

Facebooktwitterlinkedininstagramflickrfoursquaremail

コメント

タイトルとURLをコピーしました